令和元年度の指定都市前日学校歯科保健協議会は、横浜市歯科医師会の代行主催で5月25日(土)に新潟市のアートホテル新潟駅前で開催されました。会場には11の指定都市の学校歯科関係者49名が参集しましたが、各都市から提出された協議題に関してはメーリングリストを通じて回答された内容を冊子にまとめて、それを参照するという方式に変えられました。そして4都市からのプレゼンと質疑応答の後、7つのテーブルに別れたワールドカフェ方式が採用され、相模原から提出された「会員減少に対する学校歯科医の選出について」のグループディスカッションが行われました。
日 時 令和元年5月25日(土) 午後3時~午後5時55分
場 所 アートホテル新潟駅前 4階 越後西の間
司 会 横浜市歯科医師会 常務理事 荒 木 敏 哉
座 長 横浜市歯科医師会 常務理事 村 松 朋 彦
1.開会の辞 横浜市歯科医師会 常務理事 佐 藤 信 二
2.開催都市代表者挨拶 横浜市歯科医師会 会 長 杉 山 紀 子
3.来賓紹介 日本学校歯科医会 副会長 平 塚 靖 規
4.出席者紹介 合計49名
札幌市:3名 横浜市:9名 相模原市:2名 大阪市:5名 堺市:3名
神戸市:2名 岡山市:4名 北九州市:4名 福岡市:6名 名古屋市8名
5.各都市からの協議題
札 幌 市:各都市における「口腔崩壊」児童生徒の状況把握について。
:ダブルミラー法を行政に要望する際に示すべきエビデンスについて。
:行政により、各学校に配備されている健診用照明器具について。
相模原市:各都市における学校での歯ブラシについて。
:会員減少に対する学校歯科、園医の選出について。
:令和3年度指定都市学校歯科保健協議会前日学校歯科協議会の主幹について。
名古屋市:学校歯科医報酬を増額した都市があればどのように交渉したか知りたい。
:フッ化物応用について学校独自で行っているところがあればどのように実施に至
ったか。
岡 山 市:学校歯科医の報酬については、市教育委員会より直接歯科医師会に振り込まれて
いるか。
:学校歯科医報酬を全額あるいは一部歯科医師会の会費に充当されているか。
堺市 :学校歯科医の会員が積極的に学校での講話に参加できるように工夫されている
ことがあれば聞きたい。
:学校での歯科衛生士の活動頻度と学校歯科医の連携、報酬について。
:COと健診を受けCeと判断され、治療費による(か強診)トラブルはあったか。
:健診結果を全会員に周知しているか、会として活用しているか。
福岡市 :フッ化物洗口事業について他都市ではどれくらいの割合で実施されているか。
:学校歯科健康診断の未受診率と要受診の児童生徒の歯科受診について。
:ミラーの滅菌について 教育委員会から歯科医師会の方に滅菌業務を依頼されて
いる都市があればそのシステムを知りたい。
大阪市 :指定都市資料倉庫に利用状況について。
:就学時健康診断マニュアル改定に関する会員への対応について。
:マスコミの学校歯科保健の報道内容の日学歯の対応について。
6.プレゼン・質疑応答
①大阪市から提出した指定都市資料倉庫の利用状況について、
市学歯の林昭典常務理事がアクセス履歴や収納されている資料を紹介し、各都市の資料倉庫を作成するなど存続し活用するための提案をされ、今後の運営についてはメーリングリストを通じて話しあうことを言われました。
②札幌歯科医師会から出された「ダブルミラー法を行政に要望する際に示すべきエビデンスについて」に対して、横浜市の佐藤信二常務理事がプレゼンをされました。ダブルミラーを使うことで視野が広くなることは当然として、特に感染予防の観点から行政には訴えた方が効果があったとのことでした。横浜市は行政に要望して1年でダブルミラーを広めたとの報告には感嘆の声があがりました。
③日学歯の平塚靖規副会長は名古屋市学校歯科医会から出された「学校歯科医報酬を増額した都市があればどのように交渉したか知りたい」と市学歯から提出した「マスコミの学校歯科保健の報道内容の日学歯の対応について」に丁寧に回答していただきました。全国版ではない地方局で放送される間違った報道への対応も確約されました。
④初参加の新潟市歯科医師会の岡田匠会長が「新潟市のフッ化物洗口」について講演されました。全国の指定都市の中でDMFT指数が最小の数値を示している新潟市におけるフッ化物洗口の様子が紹介されました。
7.ワールドカフェ(グループディスカッション)
参加者の49名がA班~F班の7班に分かれて「会員減少に対する学校歯科医、園医の選出について」のブレインストーミングが行われました。演題に対して思い付くままの事を付箋にドンドンと記入して張り付けました。各班のリーダーを担当した横浜市歯科医師会の理事や委員が7分毎に各テーブルを回り、他の班が出した内容を伝えて多くの意見がテーブルに集まってきました。このシャッフルを繰り返す事により多くの人との意見交換や知識の共有ができました。
8.指導講評 日本学校歯科医会 副会長 平 塚 靖 規
市学歯が主体となって運営されている指定都市資料倉庫については、敬意を表され利用を増やして活用されるように希望を述べられました。また、ワールドカフェという新しい方式を採用した横浜市歯科医師会の運営については高い評価をしていただきました。
9.次年度開催都市の件 岡山市歯科医師会の参加者が主催の抱負を述べられました。
協議会終了後 会場を隣の越後東の間に移動して懇親会が開催されました。代行主催した横浜市の杉山紀子会長と開催地の新潟市の岡田匠会長の挨拶の後、歓談に移りましたが、会場では年に一度会えるメンバーが学校歯科保健に対する熱い思いを語りあうなど活発な意見や情報交換が行われました。また、再来年の令和3年度の開催地である相模原市が主幹を辞退された問題を受けて、各都市の代表者が代行都市の意見交換をしましたが、結論が出ず、来年の岡山市の協議会において再度協議することになりました。
平成30年度の都市都市前日学校歯科保健協議会は名古屋市学校歯科医会の代行主催で5月26日(土)に浜松市のTKP浜松アクトタワーカンファレンスセンターで開催されました。会場には10の指定都市の学校歯科関係者69名が参集して、数多くの協議題に対して熱心な討議が展開されました。大阪市からは岡本会長以下6名の役員が参加して、提出した3つの協議題や他の指定都市からの協議題に対して、2時間半の協議会の間、熱心な情報交換や論戦が行われました。
日 時 平成30年5月26日(土) 午後3時~午後5時30分
場 所 TKP浜松アクトタワーカンファレンスセンター
司 会 名古屋市学校歯科医会 副会長 竹 内 紀 雄
座 長 名古屋市学校歯科医会 副会長 向 田 吉 範
副座長 横浜市歯科医師会 常務理事 佐 藤 信 二
1開会の辞 名古屋市学校歯科医会 副会長 竹 内 紀 雄
2開催都市代表者挨拶 名古屋市学校歯科医会 会 長 高 村 秀 平
3来賓紹介 日本学校歯科医会 副会長 平 塚 靖 規
日本学校歯科医会 副会長 柘 植 紳 平
4座長・副座長の選出
5出席者紹介 合計69名
札幌市:3名 横浜市:8名 相模原市:2名 大阪市:6名 堺市:5名
神戸市:3名 岡山市:6名 北九州市:4名 福岡市:6名 名古屋市:24名
6各都市の事業報告
※大阪市の事業報告は西本達哉専務が、当日資料として配布した市学歯会報と2月大会冊子を使用して市学歯が開催した平成29年度の事業について報告しました。
7各都市からの協議題
札 幌 市:学校歯科健康診断データの収集と活用について
横 浜 市:学校歯科医ひとりでの複数校担当について
:大規模校の検診(800人以上)への対応について
:会員や行政や関係団体との児童虐待・ネグレクト対策について
名古屋市:将来、大規模校の学校歯科医を希望する地域の歯科医師が不足すると心配してい
る。対応策があれば提示ください。
:大規模校での秋期検診と事後措置の取り組みが困難なことが多い。対応策があれ
ば提示ください。
:学校歯科医以外の歯科医師が検診を手伝う場合、事前に研修や検診基準の周知は
どうしているか
:中学校のカリキュラムで出来る歯科保健活動について
:私立学校の学校歯科医との連携・検診基準の周知はどうしているか
神 戸 市:小学校におけるフッ化物洗口について
岡 山 市:学校歯科医の選定方法と基準について
:学校歯科医手当はどのように配分されていますか
堺市 :学校歯科としての年間予算規模とその振り分けについて
:会員に毎年本を送付しているが 各都市での本などの配布物について
福岡市 :学校歯科医の学校でのトラブルに対する会の対応について
◎大阪市学校歯科医会から提出した協議題の主旨説明は下記の通りです
①日学歯の生涯研修制度の更新研修の開催方法について
【主旨】日学歯からは1時間~1時間半の研修時間で更新研修の実施を求められているが、法令の改正点の説明など分かりづらい内容が多いように思われる。受講される会員に身近で分かりやすい学校歯科保健の研修内容に改編したいと考えるが、各団体の取り組みをお聞きしたい。
②新学習指導要領のアクティブラーニングを学校歯科保健教育に活用するには
【主旨】平成30年度に指導要綱の改訂が行われて、アクティブラーニングなどの学習形態が導入されるようである。何を教えるかより、どのように学び行動できるのか、また、どれだけ理解しているのかを確認することが求められている。この学習形態を学校歯科保健教育に取り入れるにはどのようにすれば良いか意見を聞きたい。
③指定都市資料倉庫の活用について
【主旨】2年前の静岡市での同協議会で市学歯はこの資料倉庫の設立を提案し立ち上げた。この資料倉庫には学校歯科教育に引用できる教材ファイルをドロップボックスに収納しダウンロードできる体制にしている。運営を始めて2年間がたったので管理費の問題や更新継続するかを協議してほしい。
※他都市からの回答
管理費の負担に関しては賛同を頂きました。また、更新継続に関してはドロップボックスの操作を簡易にして、各都市に担当者を決めて収納されている教材ファイルを閲覧や管理をできる体制にしようと決まりました。
8 指導講評 日本学校歯科医会 柘植紳平副会長
柘植副会長からは各都市がもっている学校歯科保健の問題点について熱心に討議されている本協議会に対して、敬意のお言葉を頂きました。また、市学歯から提出した①②の協議題に対しては日学歯の見解を述べられ、更新研修の開催方式や新学習指導要領に対応した学校歯科保健の形式を説明して頂きました。
9 次年度開催都市の件 横浜市歯科医師会の代行開催が承認されました。
10 閉会の辞 名古屋市学校歯科医会 副会長 伊藤裕一郎
協議会終了後 ホテルクラウンパレスに移動して懇親会が開催されました。高村秀平会長と平塚靖規日学歯副会長の挨拶の後、歓談に移りましたが、会場では年に一度会えるメンバーが学校歯科保健に対する熱い思いを語りあうなど活発な意見や情報交換が行われました。また、来年の新潟市での協議会を代行主催してくださる横浜市歯科医師会の佐藤信二常務理事が代表して挨拶をされて、来年の5月には同じメンバーでの再会を約束して協議会は無事に終了しました。
平成29年度の指定都市前日学校歯科保健協議会は堺市学校歯科医会の主催で、5月20日(土)に堺市のホテルアゴーラリージェンシー堺で開催されました。会場には10の指定都市の学校歯科関係者65名が参集して、数多くの協議題に対して熱心な討議が展開されました。
大阪市からは岡本会長以下7名の役員が参加して、各都市からの協議題に対して、大阪市の対応策等を回答しました。また、他都市からは検診器具の滅菌配布やオートクレーブの全校設置など貴重な意見を聞くことができましたので、大阪市でも活かしていきたいと思います。
日 時 平成29年5月20日(土) 受付 午後3時30分
協議会 午後4時00分~午後6時00分
懇親会 午後6時30分~午後8時30分
場 所 ホテルアゴーラリージェンシー堺 3階 ガーデンコート
日 程
司会 堺市学校歯科医会 永橋理宏専務理事
1.開会の辞 堺市学校歯科医会 高安史仁副会長
2.開催都市代表者挨拶 堺市学校歯科医会 深野英一会長
3.来賓紹介 日本学校歯科医会 藤居正博専務理事
4.座長・副座長の選出 座長 堺市学校歯科医会 富田康則副会長
副座長 名古屋市学校歯科医会 向田吉則副会長
5.出席者紹介 合計65名
札幌市:3名 横浜市:7名 相模原市:2名 名古屋市:7名 大阪市:7名
神戸市:6名 岡山市:5名 北九州市:5名 福岡市:6名 堺市:17名
6.各都市の事業報告
※大阪市の事業報告は西本達哉専務が、当日資料として配布した市学歯会報と2月大会冊子を使用して市学歯が開催した平成28年度の数多くの事業について詳細に報告しました。
7.各都市からの協議題
札 幌 市:指導用教材等の共用の具体的方法と著作権等の諸問題について
:今後の協議の進め方について〔協議時間の不足により毎回多数の協議題を
中途半端なまま積み残している実態の改善策〕について
:各都市におけるフッ化物洗口について
横 浜 市:各都市における児童虐待について
:学校歯科医のなり手(複数校)について
:健診レベルのばらつきについて
:学校歯科医の推薦基準や、研修会、知識向上のために課していることについて
:養護教諭や他の学校医との関係を向上していく方法について
名古屋市:ネグレクトに関して実際に現場で遭遇したケースがあればその対応も含めて
教えていただきたい
大 阪 市:パワーポイントスライドなどの共有するデータの資料倉庫について
:専門研修受講修了者の現状とその人材の活用について
:平成30年度の浜松市での本協議会の開催について
神 戸 市:学校歯科医の任期有無や任期更新時に課している必要条件等について
:各区や支部レベルで養護教諭をはじめとする学校現場との情報交換・意見交換
する機会の設定について
:各都市におけるダブルミラー法(歯科健診)の普及率について
:ダブルミラー法の普及率を上げる為の工夫等(健診の体制)について
:健診時における児童のプライバシーの保護(新たな試み等)について
岡 山 市:学校健診等での手指、機材の衛生管理について管理基準等あれば教えて頂きたい
8.指導講評 日本学校歯科医会 藤居正博専務理事
9.次期代行都市挨拶 名古屋市学校歯科医会 高村秀平会長
※平成31年度の本協議会は浜松市に近い名古屋市学校歯科医会が代行主催をすることになり満場一致で承認されました。
10.閉会の辞 堺市学校歯科医会 高安史仁副会長
大阪市学校歯科医会から提出した協議題の主旨説明は下記の通りです。
大 阪 市:
① パワーポイントスライドなどの共有するデータの資料倉庫について
この協議会に参加する指定都市で「前日学校歯科協議会資料倉庫」(仮称)のようなドロップボックスを創設して 「各団体が所有する歯科保健教材用のパワーポイントスライド等の資料を共有できないものか」と去年の本協議会で提案した。その資料倉庫を稼働させるための具体的な方策や問題点を協議したい。また、日学歯が開設する予定の「加盟団体ボックス」との連携も協議したい。
② 専門研修受講修了者の現状とその人材の活用について
大阪市では5名の理事がこの専門研修に参加して受講修了者となり、現在2名の理事が受講中である。大阪市ではこの受講修了した理事が講師となって新任学校歯科医を対象にした生涯研修制度の基礎研修会 を開催しているが、専門研修で受講したグレードの高い研修内容を一般会員にも伝達する方策がないものかとか模索中である。他団体のこの専門研修の受講状況と活用方法をお聞きしたい。
③ 平成30年度の浜松市での本協議会の開催について
来年度の浜松市は本協議会に参加していないので、去年の静岡市で大阪市が代行主催したのと同じ状況になっている。しかし、浜松市歯科医師会の学校歯科担当の藤田理事から大阪市に連絡が入り相談した結果、浜松市での本協議会と懇親会を開催するホテルの会場の設営は承諾してくれた。そして、協議会の運営は名古屋市学校歯科医会が代行主催をしてくれる事になったが、平成31年度の新潟市での本協議会も代行主催になるので、それをどのように開催するのか協議をお願いしたい。
※①のパワーポイントスライドなどを共有するデータの資料倉庫は林昭典常務理事が主旨説明を行ました。市学歯が運営責任者となって「指定都市企画室」を開設して、現在市学歯が所有している教材スライドや講演DVDを収納することになり、各指定都市が保有する教材スライドもアップロードするよう依頼しました。そして、その共有資料室からダウンロードした資料は利用規則を定めて学校歯科教育に限定して各指定都市が活用していく事になりました。
協議会終了後 4階のダイヤモンドルームにて懇親会が開催され 深野英一会長と藤井正博専務理事の挨拶の後、歓談に移りました。会場では年に一度会えるメンバーが学校歯科保健に対する熱い思いを語りあうなど活発な意見や情報交換が行われました。また、懇親会中に、平成31年の新潟市での本協議会の開催は横浜市歯科医師会が代行主催することが発表され、この前日学校歯科保健協議会が平成32年の岡山市と継続して開催されることが決定して大いに盛り上がりました。
◎尚 翌日の5月21日(日)は同じホテルの4階ロイヤルホールにて指定都市学校保健協議会が開催されました。午前中の全体会議と基調講演の後 午後からは課題別協議会で4つの分科会が開催されました。市学歯からは役員以外にも13名の会員にご参加いただき 全国の学校保健関係者の口頭提言を聴講されるなど学校保健の見識を深められました。
静岡市で開催された前日学校歯科協議会でしたが、静岡市歯科医師会がこの協議会に入会していないために大阪市学校歯科医会が代行して主催することになりました。本会がこの協議会を主催するのは平成22年の地元開催以来の6年振りですが、その時の実行委員の理事を中心として準備し、当日は会場設営や資料配布準備のために12名の理事を派遣して運営に当たりました。
協議会の前日には伊勢志摩でサミットが開催されましたが、静岡市でも指定都市の学校歯科の幹部が一同に会する学校歯科保健のサミットになり、日本学校歯科医会からは藤居正博専務理事のご臨席を賜り、指導講評ではこの協議会に対する高い評価を頂きました。
協議会では、提出された数多くの協議題に対して活発な発言や情報交換がされて、代行開催ではありましたが、盛況な協議会を主催することができました。協議会の詳細は下記の通りです。
日 時 平成28年5月28日(土曜日)午後4時~午後6時
場 所 ホテルセンチュリー静岡 4階 クリスタルルーム
司 会 大阪市学校歯科医会 専務理事 西本達哉
座 長 大阪市学校歯科医会 副会長 西川 肇
次 第
1.開会の辞 大阪市学校歯科医会 副会長 西川 肇
2.代行都市代表者挨拶 大阪市学校歯科医会 会 長 岡本 卓士
3.来 賓 紹 介 日本学校歯科医会 藤居 正博 専務理事
4.出席者紹介
札幌歯科医師会 2名 神戸市歯科医師会 4名
横浜市歯科医師会 8名 岡山市歯科医師会 5名
相模原市歯科医師会 2名 北九州市歯科医師会 4名
名古屋市学校歯科医会 8名 福岡市歯科医師会 4名
堺市学校歯科医会 7名 大阪市学校歯科医会 12名
合計 56名
5.協議内容の説明と資料確認
6.座長・副座長の選出
座長には大阪市学校歯科医会の西川肇副会長が、副座長には堺市学校歯科医会の深野英一会長が選出されました。深野英一会長の挨拶時に堺市学校歯科医会の当会への正式参加を表明され、拍手で承認されました。
7.各都市からの事業報告
札幌市から順番に1都市ずつ学校歯科保健の事業報告が行われました。横浜市から事業報告の中で正式参加の依頼要請があり拍手で承認されました。福岡市はパソコン映像で事業内容を詳細に報告され、市学歯は西本専務が市学歯会報と2月大会冊子を使ってこの1年間の事業内容を紹介しました。
8.協議事項
協議会には8都市から13の協議題が提出されましたが、2時間の協議時間では全部を協議することができませんので、学校歯科検診に関する協議題6題と、教材スライドの共有に関する3題に絞って協議されました。
(1)学校歯科検診と検診結果の通知についての協議題
・定期健康診断の結果通知(受診のおすすめ)における、書式並びに確認のサイン記入者について(横浜)
・学校歯科健康診断時におけるダブルミラー使用の実施状況や感染予防対策について(横浜)
・学校健康診断結果における学校歯科医間の判断基準の相異を統一する方法について(横浜)
・「歯・口腔の健康診断結果のお知らせ」の文面の変更点や工夫(H28.4の改正施行に伴って)(神戸)
・今回文科省から通達のあったCO要相談について、診断基準、生徒への通達方法等を
どのように対応されているのか伺いたい(岡山)
・学校健康診断に対しての保護者からのクレームなどの教育委員会との連携(堺)
学校歯科検診に関する協議題を提出した4都市からは代表者から詳細な主旨説明がありました。それに対して相模原市や福岡市が発言をして 大阪市は岡本会長が発言しました。その発言に対して札幌、名古屋や北九州が意見を述べるなど活発な発言が交わされました。
大阪市の発言内容
年間活動報告書で調査中のダブルミラーや照明器具の集計結果を公表して、今年の診断規準改正への取り組みを詳細に報告しました。またCO要相談の検診規準が学校現場には普及されていないことを指摘して、保護者からのクレームに対しては、スクリーニングポスターを会員に配布したことを報告しました。
(2)保健教育のための教材やパワーポイントのスライド共有について
・講話用CD等、教材を独自に制作する場合、掲載する学術的データー、図写真、挿絵などを
どのように調達しているのか、また、その費用について(札幌)
・各都市で持っているパワーポイントの等のデーターの共有について(名古屋)
名古屋市はパソコンで説明する
・パワーポイントスライド等共有するデーターの資料倉庫について(大阪)
市学歯は林先生がパソコンで説明する
これは前回の名古屋での協議会で持ち越しになった協議題で、前日学校歯科協議会に参加する都市間で保健教育のための教材やスライドを共有して、歯科保健教育に活用するための方法が協議されました。名古屋市からはOneDriveの手法による資料倉庫が提案され、大阪市からは林昭典常務理事が「指定都市間でDropboxの資料倉庫を共有して、そこに各都市が持っている教材やスライドを保有して、パスワードで資料倉庫を開けることによって活用する」ことが提案されました。これに対しては多くの都市から賛同の意見を頂きましたが、この資料倉庫を設置するためには解決するべき色々な問題が考えられる事が示唆されました。
9 指導講評 日本学校歯科医会 藤居正博 専務理事
協議会で検討された2つの協議題に対しての日学歯の見解を述べられました。また、丸山会長で発足した日学歯の学校歯科への方針や方策を解説されました。
10.次期開催都市の挨拶
正式参加の堺市学校歯科医会の深野英一会長から、平成29年5月20日に堺市で開催される前日学校歯科協議会に向けての抱負を宣言されました。
11 閉 会 の 辞 大阪市学校歯科医会 副会長 井手成信
協議会後の懇親会は同じクリスタルルームで6時30分から開催されました。開会にあたり代行都市の代表者として当会の岡本卓士会長の挨拶の後、日学歯の藤居正博専務の乾杯の音頭で懇親会が始まりました。熱心な発言が繰り返された協議会を受けて、懇親会でも活発な意見や情報交換が行われました。参加者からは協議会の進行がスムーズに行って多くの意見が交わされて大変有意義な会合であったことや、このような協議会なら来年も出席したいとの有り難いお言葉を頂きました。8時30分に井手成信副会長の閉会の挨拶で協議会は全日程を無事に終了しました。
日 時 平成27年5月16日(土曜日)
場 所 名古屋栄 東急REIホテル
司 会 名古屋市学校歯科医会 副会長 伊藤裕一郎
座 長 名古屋市学校歯科医会 副会長 向田吉範
1.開会の辞 前日歯科保健協議会 実行委員長 松浦 和典
2.主催者挨拶 名古屋市学校歯科医会 会 長 藤井 義久
3.参加都市
札幌市 3名 横浜市 6名 大阪市 6名 堺市 5名
神戸市 2名 岡山市 5名 北九州市 4名 福岡市 5名
4 市学歯からの参加者
岡本卓士会長 西川肇副会長 井手成信副会長 西本達哉専務
林昭典常務理事 羽生卓也常務理事
5.各都市からの事業紹介
1、大阪市学校歯科医会
内容:大阪市の中学校における学校歯科医と養護教諭による保健指導について
☆西本達哉専務が第5回歯・口の健康づくり研修会の体験実習の様子や、中学校で実施されている「歯・口の健康づくり」の保健指導内容を紹介しました。
2、神戸市歯科医師会
内容:神戸市よい歯の表彰
3、名古屋市学校歯科医会
内容:歯列・咬合の基準に関する新しい試み
6.協議事項
1 各学校への通知などはスムーズに流れていますか(札幌)
2 学校での講話に対するための会員向けのマニュアルは作成されていますか(堺市)
3 学校歯科保健結果の統計は文科省の分類以外にも捉えていますか(岡山)
4 学校保健会以外で他の部会の学校医部会 学校薬剤師会との交流はありますか。
また、共催で行っている事業はありますか (神戸)
5 養護教員部会と協議を行なっていますか。行なっている場合、その内容を教えて
下さい (北九州)
6 日学歯の生きる力を育む推進事業への協力体制について(大阪)
7 パワーポイント等講話用資料の共用について(神戸)
8 学校歯科検診と歯科医院における診断結果が異なる事への理解・浸透について
(北九州)
7.次回 静岡市での協議会開催について
来年5月に静岡市で開催される第67回前日学校歯科協議会は静岡市が本会を脱退しているので 名古屋市と大阪市が共同開催する運びになりました。大阪市は協議会の部門を担当することになり、当日の協議内容の決定や進行を行ないます。
8.閉会の辞 名古屋市学校歯科医会 副会長 高村秀平
1 主催 名古屋市学校保健会 名古屋市教育委員会
2 共催 公益社団法人 日本学校保健会
3 後援 文部科学省
4 日時 平成27年5月17日(日)9:00~16:30
5 会場 名古屋市国際会議場
<全体協議会> センチュリーホール
<課題別協議会> 第1分科会(健康教育)
第2分科会(保健管理)
第3分科会(心の健康)
第4分科会(地域保健)
6 主題 子どもの豊かな心と健やかな体を育み、たくましく生き抜く力を培うための
学校保健活動の推進
7 開会式 (1) 開会の辞
(2) 国歌斉唱
(3) 開催市挨拶 名古屋市長
(4) 主催者挨拶 名古屋市学校保健会会長 名古屋市教育長
(5) 来賓挨拶 公益社団法人 日本学校保健会会長
名古屋市医師会会長
(6) 閉会の辞 名古屋市学校保健会 副会長
8 全体協議会 (1)第65回協議会事後処理について 横浜市
(2)第66回協議会運営方法について 名古屋市
(3)次期開催都市の決定・挨拶
9 記念講演 演題 トップアスリートから学ぶ子どもの健康づくり
~睡眠・食事・運動~
講師 中京大学スポーツ科学部 教授 湯浅 景元 氏
ランチョンセミナー 演題 むし歯0を目指して16年の歩み 120運動
講師 名古屋市学校歯科医会 学校歯科120運動担当
10 課題別協議会 大阪市からの分科会の発表 第1分科会(保健教育)
演題 健康力を高め、たくましく生きる子どもを育てる
提言者 大阪市立みどり小学校 宮前慎一校長
内容 大阪市の平成25年・26年の健康づくり推進事業の研究指定校で、平成27年・28年の生きる力を育む推進事業の主幹校になったみどり小学校の 健康づくりのためのさまざまな取り組みの様子が詳細に報告されました。教職員が一丸となって保健授業の充実や、食育の推進 体力向上プランの実践に取り組む様子は大阪市の小学校の保健教育の模範になる学校と思われます。
第65回指定都市学校保健協議会前日歯科保健協議会
日 時 平成26 年5 月24 日(土)
場 所 ローズホテル横浜
司会 名古屋市学校歯科医会専務理事伊藤裕一郎
次 第
1.開会の辞 名古屋市学校歯科医会 副会長 藤井義久
2.主催者挨拶 名古屋市学校歯科医会 会 長 松浦和典
3.出席者紹介
札幌市3 名・仙台市3 名・横浜市7 名 相模原市 2 名・大阪市 6 名・堺市 6 名
神戸市1 名・岡山市 4 名・福岡市 5 名 北九州市 4 名・名古屋市 12 名 合計53 名
4 大阪市学校歯科医会からの出席者
岡本卓士会長 西川肇副会長 井手成信副会長 西本達哉専務
林昭典常務理事 普光江暁理事
5.各都市からの事業紹介
1、横浜市歯科医師会
内容:児童虐待対策、食育関係、健診結果の平準化対策事業、その他
2、大阪市学校歯科医会
内容:養護教諭との協議会や講習会、児童生徒健康診断票のデジタル化
3、神戸市歯科医師会
内容:その他
4、岡山市歯科医師会
内容:その他
5、名古屋市学校歯科医会
内容:小学生にたいするデンタルフロスの指導とその効果
6.協議事項
事前に提出した事項に関する協議題
1)フッ化物応用について(仙台、横浜、北九州、熊本)
2)市教委との連携について(札幌、堺、岡山)
3)食育(横浜、神戸)
4)日学歯基礎研修・専門研修について(大阪、福岡)
5)健診基準について(岡山、北九州)
6)児童虐待の現状と対策について(横浜)
7)特別支援学校に対する特別な歯科保健指導事業(福岡)
8)ライオンの学童歯みがき大会への対応と参加状況について(大阪)
9)健診器具の消毒(北九州)
7.名古屋以降の協議会開催について
8.閉会の辞 名古屋市学校歯科医会 副会長 高村秀平
第64回 指定都市学校保健協議会 前日歯科保健協議会
1.主題:今後の指定都市学校保健協議会 前日歯科保健協議会のあり方
2.主催:公益社団法人 神戸市歯科医師会
3.後援:神戸市教育委員会
4.日時:平成25年5月25日(土)午後2時~6時
5.会場
協議会会場:ANAクラウンプラザホテル神戸 9階ローズマリー
懇親会会場:ANAクラウンプラザホテル神戸 9階カモミール
6.参加都市
名古屋市・福岡市・札幌市・仙台市・北九州市・大阪市・岡山市・相模原市・さいたま市・熊本市・神戸市 (順不同11都市)
7.当会参加者
会長:岡本卓士
副会長:西川 肇
専務理事:西本達哉
常務理事:林 昭典
常務理事:川上 力
理事:村尾直人
理事:上田裕彦
8.日程式次第
司会:神戸市歯科医師会理事 竹中 博
(1)開会の辞:神戸市歯科医師会 副会長 梅村 智
(2)挨 拶:神戸市歯科医師会 会長 住谷幸雄
(3)来賓挨拶:神戸市教育委員会 教育長 雪村新之助
(4)各都市出席者紹介
(5)協議方法説明
(6)座長・副座長選出
座長:神戸市歯科医師会 会長 住谷幸雄
副座長:名古屋市学校歯科医会 会長 松浦和典
(7)提言発表
「ここ数年における各都市での学校歯科保健事業の取り組みについて」を主題に11都市の提言発表が行なわれ その活動内容に対する質問や情報交換が行 なわれた。大阪市学校歯科医会は林昭典常務理事が「市政財政難下における大阪市学校歯科医会の活動」のテーマで 大阪市の歯科保健指導の現状報告と 将来 のデジタル化される学校検診に向けて斬新的な提案を行なった。
(8)協議
主題に対する誌上提言を下に 各都市が 前日歯科保健協議会の今後の運営方法について活発な意見交換が行われた。
(9)次期開催都市挨拶:名古屋市学校歯科医会 会長 松浦和典
(10)閉会の辞:神戸市歯科医師会 副会長 前田龍一