令和5年度図画・ポスター、標語入選作品展示会

会場 大阪市中央図書館(西区)

期間 11月3日~15日

第87回全国学校歯科保健研究大会 公式ポスター

令和5年度「歯・口の健康に関する図画・ポスターコンクール」「歯・口の健康啓発標語コンクール募集ポスター 

令和3年度歯・口の健康啓発標語コンクール 大阪市代表

日本歯科医師会・日本学校歯科医会主催コンクール最優秀作品

茨田中学校 3年

藤原ひよりさん 

令和3年度歯・口の健康に関する図画ポスターコンクール

日本学校歯科医会入賞作品
(大阪市代表)優秀賞

工芸高等学校3年

山下瑞葵さん

平成27年度歯・口の健康に関する図画ポスターコンクール

日本学校歯科医会入賞作品
(大阪市代表)優秀賞

鶴見小学校1年

武部彩花さん

歯・口の健康づくり(中学校)

概要

 中学校における保健指導は、平成4年から「中学校歯みがき巡回指導」として始まりました。そして、平成14年に6年生に「歯・口の健康教室」が始まったことを受けて 名称も中学校「歯・口の健康教室」に変更されました。この保健指導は、中学校1年生を対象にした学年別の集団指導で、大阪市教育委員会 大阪府歯科衛生士会 ライオン歯科衛生研究所から歯科衛生士が派遣されて行なわれていましたが、大阪市教育委員会の諸事情により 歯科衛生士派遣が中止になったことを受けて、2年間の暫定期間後 平成24年から学校独自の方法で保健指導を行なう「歯・口の健康づくり」に変更されスタートしました。


 旧の「歯・口の健康教室」では小学校の3つの保健指導内容を踏まえて 歯肉炎から歯周病への移行や生活習慣との関わりを 体育館に集まった中学校1年生を対象に集団指導を行ないました。これは、大阪市学校歯科医会が児童生徒に行なう最後の保健指導になりますので、「ブラッシングを科学する」というライオンが作成したDVDを上映後 歯科衛生士による歯みがきの最終確認と食育を中心とした保健指導が行われました。また、出席した学校歯科医よる講話も多数行なわれたようでした。

 

 そして、平成24年度から学校歯科医と養護教諭によって、各学校の実状に応じた内容や手法で保健指導を行なう「歯・口の健康づくり」が始まりました。大阪市学校歯科医会としてはこれに対応するために中学校の学校歯科医と養護教諭対象に計4回の「歯・口の健康づくり研修会」を開催しました(詳細はPDFファイルを参照下さい)。 それによって、中学校のおける「歯・口の健康づくり」は大阪市教育委員会の集計調査によると 実施した学校は79校と歯科衛生士派遣のあった前年の68校を11校も上回るという成果を上げることができました。

内容

小学校時代の指導内容を踏まえて 歯周炎から歯周病への移行や生活習慣との関わりを理解させる 特に食育に関連した指導内容を重視する

対象・人数

中学校全学年(学年別 又はクラス別)
募集方法

学校毎に実施方法と時期を決めて実施する その実施内容について指導と管理を行い サポート体制を取る

実施時期:9月~3月

場所:各中学校の体育館、教室など

開催実績

第9回 歯・口の健康づくり研修会(小学校養護教諭対象)

 大阪市の養護教員の先生方を対象とした第9回歯・口の健康づくり研修会は、昨年と同様に参加人数を制限し、8月24日(木曜日)に大阪市教育センターにて開催いたしました。今回は小学校の養護教諭32名に参加していただき、下記の要項で行いました。

日時   令和5年8月24日(木)15:00~17:00

場所   大阪市教育センター 7階 第4研修室

主催   一般社団法人大阪市学校歯科医会

日程     司会               専務理事  讃井 茂行

     1,開会の辞             副会長   河野 好昭

     2,会長挨拶             会長    西本 達哉

     3,大阪市教育委員会挨拶       課長代理  川村 晃子

     4,研修

   座学 「かむことの重要性」 常務理事  吉松 昌之

 歯みがき指導     大阪市教育委員会 戸木 優子

〇ワークショップ

  お口の万歩計(かみかみセンサー) 理事 梅山 勇樹 

キシリトール咀嚼チェックガムと判定アプリ

                  理事 中川 敦嗣

口唇閉鎖力測定器(りっぷるくん)の使用方法

                  常務理事 藤原 成樹 

     5,質疑応答

     6,ホームページ活用方法のお知らせ    常務理事   弘田 和彦

     7,修了書授与              副会長  川上 力 

     8,閉会の辞               副会長  上田 裕彦

 

第8回 歯・口の健康づくり研修会

 

大阪市の養護教員の先生方を対象とした第8回歯・口の健康づくり研修会は、新型コロナウイルス感染症の影響で参加人数を制限し、規模を縮小して8月25日(木曜日)に大阪市教育センターにて開催いたしました。今回は20名の先生方に参加していただき、感染対策をとり、座学とワークショップを交えて行いました。

日時   令和4年8月25日(木)14:30~17:00

場所   大阪市教育センター 7階 第4研修室

主催   一般社団法人大阪市学校歯科医会

日程     司会               常務理事  柳田 和彦

     1,開会の辞             副会長   藤野 康徳

     2,会長挨拶             会長    西本 達哉

     3,大阪市教育委員会挨拶       課長代理  川村 晃子

     4,研修

(1)   座学 「口腔機能について」 専務理事    上田 裕彦

(2)   歯みがき指導       大阪市教育委員会 戸木 優子

(3)   経口補水液作成       学術部員    豊田 裕章

(4)   咀嚼チエックガムの使用方法について

              専務理事    上田 裕彦

(5)   口唇閉鎖力測定器(リップルくん)使用方法について

              常務理事    讃井 茂行

     5,質疑応答

     6,ホームページ活用方法のお知らせ   常務理事         弘田 和彦

     7,修了書授与             副会長     河野  好昭

 

     8,閉会の辞              副会長     河野 好昭

経口補水液
「なぜ経口補水液なのか」「スポーツドリンクとの違い」経口補水液の作り方
経口補水液作成.pptx
Microsoft Power Point プレゼンテーション 9.6 MB
りっぷるくん(口唇力閉鎖力測定器)説明書.pdf
PDFファイル 823.8 KB
キシリトール咀嚼チェックガム説明書
説明書.pdf
PDFファイル 259.1 KB
歯・口の健康づくり研修会ワークシート.pdf
PDFファイル 433.1 KB

 

ワークシートに書かれた養護教諭の先生方の感想など

 

経口補水液

・ブドウ糖が簡単に手に入るようになるまでペットシュガーでつくりたいと思いました。

500mlの水を基準に作り方を教えていただいたので、とても分かりやすかったです。脱水か?と経口補水液をそのまま飲ませていたので、明日から薄めます。

・ブドウ糖が手に入りやすければ生徒にももっと薦めやすいと思った。飲み比べてみると、味の違いがよくわかり、市販のものはジュースに近いことが分かった。

・OS-1より材料費が安く、脱水症予防の為に指導で試飲するのに良さそう。

・手作り補水液の味は、とても不思議な味でした。市販より優しい味がしたので、活用してみたいです。

・市販の経口補水液はとても甘く、副作用も大きい事が分かった。手作りや市販の経口補水液を薄めた経口補水液の作り方??

・OS-1を保健室内に常備しているので、今回の講義を聞き、継続して常備しつつ、医学的根拠も伝えられる知識を身につけようと思いました。

・簡単に作ることができる。味も思ったより飲みやすいと感じました。

・科学的根拠に基づいて学べて良い機会になりました。生徒の興味も考えやすい内容だと思いました。

・熱中症予防のところでも活用できそうなので、ぜひやってみたい。味は思っているより美味しくなかったです。

・歯科より熱中症予防で活用したいと思いました。

・実際に含まれている塩分や糖分など確認できました。

・なぜ経口補水液が良いのかが良く分かりました。

・学級単位、保健委員会等の少人数での活動が行いやすいと感じた。

・熱中症予防講習会や保健委員会で行ってみたい。

・手作りは美味しくなかったが、市販されているスポーツドリンクはどれだけ甘いかよく分かった。

・家庭科や体育の時間などで協同してすることは可能かもしれないが、保健指導等でとなると難しいかも。

・学年全体では難しそうだが、保健委員会の生徒だけならできると思った。

・塩分・ブドウ糖の大切さが分かりました。本校には経口補水液しか置いてないので、ブドウ糖も準備しようと思います。

・スポーツドリンク、いつも抵抗があったので、話は説明を聞いてなるほどと思いました。塩分タブレットは効果的なのか、次は聞けたら良いなと思いました。

 

咀嚼チェックガム

・中学生にもできる機会があればいいと思います。

・顎を押さえながら噛むことで、どこの筋肉が使われているのか、わかりやすく、意識して噛むことができました。

・委員会の生徒で試してみたいと思った。しっかり噛めているか、予想を立てながらやると面白そう。

・味がついているので楽しくチェックできそう。

・意識して咀嚼する事で、体感できる面白さを指導したいと思った。

・とても視覚的に分かりやすかった。ぜひ中学校でもできればと思った。

・ガムの味もフルーツ風味で子どもも嫌がらず使用できそうだなと感じました。目で見て分かる変化が分かりやすかったです。

・子どもたちが楽しく参加できそうだと思いました。色も30回と60回では全然違うことがよく分かり、自分がどのくらい噛めているのかを把握しやすいと思いました。

・視覚的に変化が分かりやすいので活用しやすそうです。

・30回ではあまり色が変わらずだった。人によって結果が違うのも面白かった。

・コロナ禍でも感染対策しやすい。噛むことの指導が目に見えるので分かりやすいと思った。

・人によって全く違う結果が得られ、自分の咀嚼力が目に見えて分かったので興味深かったです。

・視覚的に分かりやすく、生徒対象に使いやすいと思いました。

・給食指導とあわせて取り組むことができそう。

・保健委員会で実施し、発表すると楽しみながら歯と口の健康について学習できる。

・自分の咀嚼について、視覚的にチェックできるため、子どもたちに実践するのにとてもわかりやすい方法だと思った。

・チェックは面白いと感じたので、紹介はしてみたいと思いました。

・親知らずを抜いたばかりで、あまり噛めなかった。

・授業で活用すると子どもたちも楽しくできそうなので、コロナが落ち着いたら実践したいです。

・視覚的にわかりやすく、面白いなと思いました。ただ本校は人数が多いので、導入は難しいなと感じました。

 

りっぷるくん

・くちびるの力を知る機会があって楽しかったです。中学生も興味を持つと思います。

・唇のどの部分に力を入れたらいいのかが難しく、改めて自身の口腔機能について考える良い機会になりました。

・少し難しかった。力(N)が低い場合は、どうやって上げることができるのか知りたい。

・マスクを外して人に見られることを嫌がる子どもが増えてきたので、難しいかも知れません。

・初めて知りました。測定することで口への興味が湧くと思いました。

・やっている方は恥ずかしかったが、なかなかこのような事はできないので、良かった。学校でどのように使えるか?

・コロナでなければ活用しやすいと思った反面、マスク生活だからこそ意識させるために必要だとも思いました。

・口唇閉鎖力を測る機会は滅多にないので、とても興味深かったです。

・器具があれば活用できると思いました。コロナが収束すれば、やりやすい環境になると思います。

・使い方が難しかったが、子どもたちに測定させたら盛り上がりそうなので、やってみたい。

・保護者対象の研修会ができると良いと思った。

・集団指導というよりは、抽出の個人指導等で使えるかなと思いました。

・集団指導では使用は難しそうですが、歯科検診や個別指導では使ってみたいと思いました。

・初めて経験しました。口唇の力が数字で分かり良かったです。

・初めて測定してもらい、自分の口唇閉鎖力が低いのだと分かった。

・学校で行うとなると難しいと感じました。

・思っていたより難しかった。

・唇の力が弱いことを気付かせるために、少人数で実践してみたいです。

・信頼関係がないと、し難いなと思いました。

 

歯みがき指導

・歯ブラシの角度について保健指導に追加したいと思います。

・やはり自分で意識してできる歯みがきについて、鏡を見ながらの正しい歯みがき方法を伝えていきたいです。

・企業の動画も探して、指導に使ってみたいと思った。

・フロスが主流になってきていることを伝えたいです。

・奥歯をみがくのは特に難しいと思いました。口を少し閉じ気味にするのにも理由が分かり、参考になりました。

・歯の模型をよく見ると、奥の方の歯の歯周ポケットが前の歯より深く、みがく時に鏡を見て、平行に歯に歯ブラシを当てることの必要性を感じた。

・ブラッシングのコツを丁寧に指導する他、一人ひとりに合った歯ブラシ選びについても触れられたらと思いました。

・歯のみがき方は歯ブラシの当て方ひとつで変わるということがとても良く分かりました。

・コロナ禍では、できることが制限されてしまうと思いました。

・デンタルフロスも併用して歯みがきをさせる事の重要さを感じた。

・模型等を用いれば、自分の歯を授業の中でみがかなくても意識づけができて良いと思いました。(模型の貸し出しはありますか?)

・デンタルフロスの使い方も練習でき、良かったです。

・見せていただいたDVDがとても分かりやすかったです!

・染め出しとブラッシングができると効果的だが、ブラッシングのみになっている現状がある。

・1年生へ歯と口の健康教室を行っていますが、歯ブラシを生徒分もらえたら行いやすいです。

・歯ブラシの当て方やデンタルフロスの使用方法は普段から取り入れたいと思った。

・歯みがきの動画は本校でも流しているので、内容を工夫すると活用できそうだと感じました。

・歯間ブラシの詳しい動画か分かりやすかった。

・パワーポイントや動画教材で歯みがきの正しい方法など歯と口の健康づくりで活用できそうです。

・縦でみがく方法やデンタルフロスの活用を知ることができて良かったです。

 

歯・口の健康づくりのために実行しようと思うこと

・今日教えていただいた情報を学校で発信し、実践していきたいと思います。ありがとうございました。

・色々なアイデアがあるが、いつも何をメインに指導するか迷います。

・歯ブラシを持ち歩いてなくても、ごはんを食べた後、口をゆすぐ事を伝えたい。

・マスク生活が続き、口の事を隠す傾向にあると思います。恥ずかしがらずに、口の健康について指導したいと思いました。

・検診でブラッシング指導の必要のある生徒がいたり、歯石がある生徒が多かったりしたので、歯と口の健康教室などを通して、歯の教育を推進したいと思った。

・歯科衛生士さんに来校いただいているので、継続して取り組むと共に検診結果等から個別に指導を行っていきたいと思います。

・とても勉強になりました。今年から健康教室に活かしていきたいと思います。ありがとうございました。

・歯と口の健康教室を開催するときに、何か取り組みたいと思いました。歯みがき指導がもっとも取り入れやすいと感じています。

・ガムやりっぷるくんは人によって結果も変わるので、保健委員会の活動などで取り入れたいです。

・今年度の計画に役立つ内容があり、授業を組み立てることが楽しみになりました。ありがとうございました。

・コロナで歯みがき指導等、ストップしてしまいましたが、校医先生とも再開したいと相談していました。今年度、ぜひ行いたいと思いました。

・中1の健康教室だけでなく、保健委員会活動でも取り組むことができる内容があったので、少人数から進めてみたいと思う。

・フロスの使用方法。

・コロナ禍でのマスク生活で、子どもたちの口腔内については、歯科検診でしか確認することができないが、学校歯科医の先生へ中1への講話を依頼している。その時に歯みがき方法やコツを伝えていただくことも大切だと思った。

・歯ブラシの選び方や口腔機能の重要性など、歯の健康はむし歯だけではないことをもっと伝えたいと思います。

・今年の歯と口の健康教室で活かしたいと思います。生徒保健委員会をもっと色々な活動で参加させたいと思いました。

・現代の子どもの口腔状況について知ることができ、本校ではむし歯や歯肉炎の子が複数いるので、個別に歯みがきの仕方を伝えていこうと思います。とても勉強になるお話、ありがとうございました。

・1年生で実施予定なので、今日学んだことを伝えていけたら良いなと思いました。

 

質問

 

・コロナ禍で歯科検診の結果、歯垢がとても多くなってるように思います。マスク生活の影響でしょうか?

 

回答

・確かに直感的にみてもそのような感じがします。日本学校歯科医会が現在コロナ渦での学校歯科健康診断の結果を分析中です。大阪市もこの事業に協力しており、令和5年度には結果が分かると思います。

第7回 歯・口の健康づくり研修会

 大阪市の養護教員の先生方を対象にした第7回歯・口の健康づくり研修会が、3年ぶりに夏休み中の8月22日に、大阪府歯科医師会館の大ホールで開催されました。137名の先生方が参加して下さったことで従来とは方法を変更しました。前半は実習ワークシートを活用しながら、講義形式でレクチャーをしながら座学での体験学習をしました。休憩を挟んでグループでの体験学習を行いました。時間が足らなくなり「みんなでお口の筋トレ」のうち、③ゲーム(輪ゴム送りゲーム等)は残念ながら実施できませんでしたが、盛り沢山の指導内容を最後まで熱心に受講していただきました。体験学習で使用した実習記録記入用紙などの当日配布資料をダウンロードできるようにしておりますのでご活用下さい。

 

日 時 令和元年8月22日(木曜日)14:00~17:00

場 所 大阪府歯科医師会館 大ホール

主 催 一般社団法人大阪市学校歯科医会・大阪市教育委員会

協 賛 公益財団法人ライオン歯科衛生研究所・一般財団法人サンスター財団

    株式会社スマートプラクティスジャパン

日 程

                      司会  専務理事 羽生 卓也

1 開会                 大阪市学校歯科医会 副会長  長崎 三男

2 会長挨拶               大阪市学校歯科医会 会長   西本 達哉

3 進行説明 資料確認 講師紹介     大阪市学校歯科医会 専務理事 羽生 卓也

4 研修

(1)講演                大阪市学校歯科医会 常務理事 林 昭典

(2)座学での体験学習

 ※講義形式でレクチャーをしながら実験体験をしますので、実習ワークシートをご活用ください。

① 経口補水液について             大阪市学校歯科医会 学術部員 豊田 裕章

② 咀嚼・口腔機能について         大阪市学校歯科医会 常務理事 川上 力

③ 大型模型の使用方法・歯みがき・フロスについて

                      公益財団法人 ライオン歯科衛生研究所

                                   歯科衛生士 青木 有沙

④ フッ化物洗口について          一般財団法人 サンスター財団

                            歯科衛生士 小田 美里

⑤ マウスガードについて          株式会社 スマートプラクティスジャパン

                                       技工士 宇治野 大雅

<休憩 10分>

(3)器具の取り扱い説明等        大阪市学校歯科医会 常務理事 林 昭典

(4)グループでの体験学習

①位相差顕微鏡、見る菌  ②糖度・濃度計・?計  ③カミカミセンサー  ④健口くん 

⑤フッ化物のたまご実験  ⑥咬合力測定  ⑦口唇閉鎖力測定  ⑧歯みがき圧測定

※①②③④⑤は、映像のみの説明になります。

各コーナーで⑤以外の体験は可能ですが、各グループの代表のみとさせていただきます。

※⑥⑦⑧は、各担当スタッフが器具を回し、体験のサポートをします。

 実習ワークシートをご利用ください。

※実習体験の無い時間は、展示、実験器具の見学及び体験や各グループでお悩み解決?!

スキルアップシート(例:1人の悩みに他の4人が回答)の作成をしてください。

(5)みんなでお口の筋トレ           

  ①ピロピロの紹介

  ②あいうべ体操(スライド)体験

  ③ゲーム(輪ゴム送りゲーム等)

5 市教委挨拶               大阪市教育委員会  課長代理 松田 大

6 閉会                  大阪市学校歯科医会 副会長  美島 達平

 

研修会用紙1.xlsx
Microsoft Excel 17.6 KB
経口補水液(豊田先生資料).pdf
PDFファイル 674.4 KB
かみかみセンサー・咬合力計.docx
Microsoft Word 166.1 KB
デジタルpHメーター糖度・濃度計 歯みがき圧測定器.docx
Microsoft Word 834.3 KB
位相差顕微鏡の取り扱い.doc
Microsoft Word 276.5 KB
りっぷるくん(口唇力閉鎖力測定器)説明書.pdf
PDFファイル 823.8 KB
スティックシュガー換算表.pdf
PDFファイル 8.9 KB
バクテリア・セルフチェッカー『mil-kin(見る菌)』CーType 取扱説明書
PDFファイル 2.6 MB

第6回 歯・口の健康づくり研修会

 大阪市の養護教員の先生方を対象にした第6回歯・口の健康づくり研修会が、夏休み中の8月18日に、大阪府歯科医師会館の大ホールで開催されました。当日は37度の猛暑にもかかわらず126名の先生方が参加して下さり、最初の実習器具の使用説明などの1時間の講演の後、5つのテーブルクリニックのコーナーで数多くの実習を体験していただきました。2年前にも同じ形式の研修会を開催しましたが、今回は幼稚園と小学校の先生方にも参加して頂き、経口補水液の作成や口唇圧測定などの新しい実習も追加して、盛り沢山の指導内容を最後まで熱心に受講していただきました。

体験学習で使用した実習記録記入用紙などの当日資料をPDFファイルでダウンロードできるようにしておりますのでご活用下さい。

 

日 時 平成28年8月18日(木) 午後2時~5時

場 所 大阪府歯科医師会館 大ホール

主 催 一般社団法人大阪市学校歯科医会・大阪市教育委員会

参加者 大阪市立の全学校の養護教員を対象にしました。

     幼稚園 15名 小学校76名 中学校29名 高等学校6名の先生方が受講されました。

インストラクターのスタッフ

    大阪市学校歯科医会 理事 学術部員 26名

    大阪市教育委員会・大阪府歯科衛生士会・ライオン・サンスターの歯科衛生士 7名    

研修内容

①歯・口の健康づくりのこれまでの保健指導内容と今後の実施内容について 岡本卓士会長

②本日の学校歯科体験学習の指導内容の説明 林昭典常務理事・豊田裕章学術部員       

③テーブルクリニック形式の体験学習  

 

 

A-1コーナー:スポーツドリンクのpH値と糖度の測定

・清涼飲料水のpHと糖度を測定して、ペットボトル内のステックシュガーの本数を換算する。

・口腔内pHをリトマス試験紙で測定し、その後ポカリスエットを飲用後、再度口腔内pHを測定し、その変化を観察する。

A-2コーナー:経口補水液作製実習コーナー

・500mlのミネラルウォーターにブドウ糖10gと食塩1.5gを入れてレモン水数滴を混ぜて経口補水液を作成し、味を確かめる。

B-1コーナー:かみかみセンサーによる咀嚼回数の計測

・食材の普段の咀嚼回数を計測し、30回噛んだ時との比較を行う。

 

B-2コーナー:咬合力計と咀嚼力判定ガムによる咀嚼の測定

・咬合力計で左右の第一大臼歯と前歯部の咀嚼力を計測する。

・咀嚼力判定ガムを10回、30回、60回噛んだ時の色の変化を観察する。

C-1コーナー:歯みがき圧測定と歯みがき集団指導

・歯みがき圧測定器で普段の歯みがき圧を測定して、適正圧の150gを体験する。

・人形のじょうず君や顎模型などの教材を使っての集団歯みがき指導を体験する。

C-2コーナー:りっぷるくんによる口唇圧測定とあいうべ体操

・りっぷるボタンを装着して口唇圧を測定する。

・口唇閉鎖力や口呼吸を改善するあいうべ体操の説明を受ける。 

Dコーナー:歯垢染色による個別指導コーナー

・自分の歯の歯垢染色によって、個別指導の方法を習得する。

・デンタルフロスの使用方法やフッ化物入り歯みがき剤の使用方法を習得する。

 

E―1コーナー:位相差顕微鏡による口腔内細菌観察

・自分の歯垢を採取して位相差顕微鏡によって、モニターで口腔内細菌を観察する。

 

E-2コーナー:フッ化物のたまご実験とフッ化物洗口によるフッ化物予防コーナー 

・フッ化塗布用のフッ化物、医薬部外品の歯みがき剤、化粧品の歯みがき剤の3種類の歯みがき剤を塗ったタマゴをお酢につけて、歯みがき剤を塗っていない面との泡の出方を観察する。

・フッ化物洗口剤10ccで30秒間含み、嗽をしてフッ化物洗口を体験する。

 

 ※体験学習の進行順 

各班は1コーナーで2班に分かれて2つの実習を20分間で体験し、下記の順番で各コーナーを回って全部の実習を修得することができました。      

 A-1班 A-2班  A→B→C→D→E

 B-1班 B-2班  B→C→D→E→A

 C-1班 C-2班  C→D→E→A→B

 D-班        D→E→A→B→C
 E-1班 E-2班  E→A→B→C→D

スティックシュガー換算票.pdf
PDFファイル 8.4 KB
Microsoft Word - 第6回歯・口の健康づくり研修会 実習測定値・記
PDFファイル 57.9 KB

第5回 歯・口の健康づくり研修会

日時:平成26年8月21日(木) 午後2時~5時   
場所:大阪府歯科医師会館 大ホール
対象:中学校担当 学校歯科医・養護教諭

   高等学校担当 学校歯科医・養護教諭

   新任養護教諭 
研修

1.歯・口の健康づくりのこれまでの保健指導内容と今後の実施内容について

      大阪市学校歯科医会 西本達哉 専務理事
2.歯・口の健康づくりの実践発表

     文の里中学校 川西旭彦先生  川西歯科歯科衛生士 小藪久美さん

             堀江中学校  松井正弘先生  養護教諭      小泉有紀子先生

3.本日の学校歯科体験学習の指導内容の説明

    大阪市学校歯科医会 林 昭典 常務理事

4.テーブルクリニック形式の体験実習
    A.歯垢染色による個別指導コーナー
    B.かみかみセンサーと咬合力計による咀嚼と食物の体験学習コーナー

    C.位相差顕微鏡の細菌観察による むし歯と歯周病の学習コーナー
    D.スポーツドリンクのPH測定と糖度測定・フッ化物のたまご実験による

     歯の溶解でのむし歯発生の体験学習コーナー

第4回 歯・口の健康づくり研修会

 

日時:平成24年8月2日(木) 午後2時~5時   
場所:大阪府歯科医師会館 大ホール
対象:中学校担当・養護教諭・平成24年度 新任養護教諭

  (学校歯科医はオブザーバー参加)
講演

1.歯の外傷への対応について  

    大阪市学校歯科医会 井手成信 副会長
2.歯科保健指導の実践編
(1)中学校における歯科保健指導の実践

    大阪市学校歯科医会 林昭典 常務理事
(2)模擬授業の紹介 

    市教委 学校保健課歯科衛生士 北八重子 平中早苗 

(3)歯科保健の実習(テーブルクリニック)
    a.位相差顕微鏡 体験コーナー
    b.かみかみセンサーによる 食べ物の噛み応え体験コーナー

    c.咬合力計による指導コーナー
    d.スポーツドリンクのPH測定と糖度測定フッ化物たまご実験コーナー

    e.個別指導歯みがき体験 歯ブラシ圧測定コーナー

第3回 歯・口の健康づくり研修会

 

日時:平成24年3月3日(土) 午後2時~5時    
場所:大阪府歯科医師会館 第6会議室          
対象:中学校担当・学校歯科医
講演

 1.中学校における学校歯科保健活動について

   大阪市学校歯科医会 西本達哉 専務理事
 2.中学校の歯科保健指導実践編

   市教委 学校保健課 歯科衛生士 北八重子
 3.養護教諭と行う歯科保健指導の紹介

   大阪市学校歯科医会 林昭典 常務理事
 4.歯科保健教材器具を使った授業の具体例紹介

   大阪市学校歯科医会 岡本卓士 副会長

第2回 歯・口の健康づくり研修会

日時:平成23年8月25日(木)午後2時~5時    
場所:大阪府歯科医師会館 第1,2会議室
対象:中学校担当・養護教諭・平成23年度新任養護教諭

  (学校歯科医はオブザーバー参加)

講演

 1.大阪市の学校歯科保健事業について 

   大阪市学校歯科医会  岡本卓士 副会長
 2.学校歯科医と行う歯科保健指導について

   大阪市学校歯科医会 西本達哉 専務理事

 3.学校歯科保健実践編

   大阪市教育委員会 北八重子 平中早苗

第1回 歯・口の健康づくり研修会

日時:平成23年8月4日(木) 午後2時~5時       
場所:大阪府歯科医師会館 大ホール
対象:中学校担当・養護教諭・平成23年度新任養護教諭

   (学校歯科医はオブザーバー参加)
講演

 1.大阪市の学校歯科保健事業について 

   大阪市学校歯科医会 岡本卓士 副会長
 2.学校歯科医と行う歯科保健指導について

   大阪市学校歯科医会 林昭典 常務理事

 3.学校歯科保健実践編

   大阪市教育委員会  北八重子 平中早苗

参加された方の感想文

第4回 歯・口の健康づくり研修会に参加された養護教諭の感想文

  様々な実習に参加させていただき、自分自身の目で確認し、体験することができ、大変勉強になりました。例えば歯みがき圧の加減は、力が想像以上に加わっており、数値を見ながらの実習はとても役に立ちました。なによりショックだったのは、大きな画像に映った自分の口腔内の細菌でした。人体で刻々とくり広げられている世界をかいま見ることができ、生きていることを実感した瞬間でもありました。健康管理は、口の中からと言われていますが、歯の大切さ、噛むことの大切さと生活習慣病との関わり、全身への影響等、実習や豊富な映像を通じて深く理解することができました。自分自身が健康の大切さを知り実践してこそ生徒へもしっかり伝えられるのではないかと改めて思いました。貴重な資料や実習等、研修の場を準備していただき、本当にありがとうございました。ぜひ本校でも役立てていきたいと思います。

今年度より「歯・口の健康教室」が市教委からではなく、学校歯科医中心の「歯・口の健康づくり」に移行されることになりました。そのための模擬授業は、とても参考になりました。また位相差顕微鏡の使い方や、咬合力測定等の実習は、生徒への「歯・口の健康づくり」を実践していく上で、授業内容の選択肢を増していただけるよい機会だったと感謝しています。本校も、これから実施予定の「歯・口の健康づくり」講習会を、学校歯科医の先生と相談しながら実施していきたいと思っています。

「歯・口の健康づくり」研修会に参加させていただき、「歯」の大切さ、そして「食」というものについてあたらめて考える機会となりました。

 歯科保健の実習では、テーブルクリニック形式で様々な体験コーナーが準備されており、はじめて使う器具があったり、それを使って自分自身の普段の食事のとり方や歯みがきの改善点に気付いたりと、新しい発見がたくさんありました。また、この体験実習を通して各校の養護教員の方々ともたくさんのお話をすることができ、交流の場になったことを大変うれしく思います。写真や絵など視聴覚的な資料もたくさん配っていただき、とても勉強になりました。

 今回の研修会で学んだことを今後の歯科保健指導に活かし、保護者や子供たちに対して、「歯・口の健康づくり」に対する認識や理解を深め、食生活の見直しや歯周疾患予防につながるものとなるよう、取り組んでいきたいと思います。

調査結果

歯科衛生士の派遣のあった従来の歯・口の健康教室は 平成24年度から 学校独自で行なう歯・口の健康づくりに変更になりました。各中学校で行なわれた保健指導の状況を 学校歯科医から返送された実施状況調査票を下に集計しましたのでご参照下さい。

 

1.開催状況  

  (56)実施済  (23)実施しなかった  (11)検討中
2.開催形式

    (20)養護教諭とTT方式で学年別に講演形式で行った。
    (10)検診を活かした個別指導や健康相談を行った。
    (10)保健体育・総合的な学習の時間・特別活動を使用した学級指導
    ( 3)臨時健康診断を行い、その時に個別指導を行った。
    ( 2)学校保健委員会を開催し、保健委員の生徒を対象に

      行った。
    ( 5)その他
3.参加者

   養護教諭(54名)  保健主事(13名)クラス担任(39名)         

 学年主任(28名)  校長(13名)  教頭 (13名)
 歯科衛生士(  自院 9名  派遣依頼 6名 )歯科医師(3名)
4.使用した学校保健教材について
    (17 )ブラッシングを科学する 指導用DVD
    (38 )大阪市学校歯科医会と大阪市教育委員会から配布された学校保健教材

      ファイルのスライド
    (5  )位相差顕微鏡
    (2  )咬合力計   

 (1  )カミカミセンサー
    (1  )デジタルpHメーター   

 (1  )デジタル糖度・濃度計
    (   )歯みがき圧測定器   

 (4  )歯垢染色液
   その他
   独自のパンフレット(2名) 自作のオリジナル(2名)

   模型(1名)

5.来年度の予定

    (51 )実施する (24)検討する ( 8 )予定は無し 

 ( 5 )無回答


 開催状況は回答された学校の内 62%の実施率でありました。これは従来の歯・口の健康教室の実施率と均衡し、学校歯科医や養護教諭のご努力により例年通りの規模で実施されました。また講演形式は20校でしたが 学校の状況に応じた個別指導や健康相談・臨時健康診断・学校保健委員会など多岐にわたって実施されたようです。また 学校側も養護教諭に任せるのではなくて 校長 教頭 担任と多くの参加者の協力があったようです。


 指導内容は従来のDVDを上映するだけでなく 学校歯科教材ファイルを使用するなで工夫されたのが分ります。ただ 位相差顕微鏡などを使った保健指導までは 時間配分が難しかったようです。


 来年度は実施するのが49校と 今年実施した55校よりは少ないですが 検討する24校を加算すると73校になり、大阪市の全中学校の内、半分以上で実施が期待されるようです。

資料ダウンロード

大阪市の中学校での歯科保健指導について(岡本卓士著)
平成23年度(第52回)大阪市学校歯科保健研究大会冊子p20~25に掲載。
平成4年から始まった「歯・口の健康教室」での保健指導内容や、中学校「歯・口の健康づくり」へ移行された経緯が紹介されています。
大阪市の中学校での歯科保健指導.pdf
PDFファイル 451.6 KB
平成24年度大阪市学校歯科保健研究大会冊子掲載(岡本卓士著)
学校歯科医と養護教諭による学校独自の保健指導に移行するために 4回開催された歯・口の健康づくり研修会の研修内容が紹介されています。
「歯・口の健康づくり」研修会.pdf
PDFファイル 456.3 KB